ヤマハ音楽教室の幼児科に通い始めた、ピアノ教室に行き始めた。
最初のうちは簡単だから練習しなくてもやっていけたけど、少しずつ難しくなって家で練習が必要になる時期。
「練習しよう」と声かけをして、一体何人のお子さんが、毎日練習するようになるのでしょうか?
現在小学2年生の娘は、ヤマハ音楽教室のジュニア専門コース(ピアノ専攻)に通っています。
今でこそ練習はやるようになりましたが、はっきり言って練習は好きではありません・・・現在進行形で!
幼児科1年の頃は、エレクトーンに向かわせるだけでも苦労しました。
こちらの記事では、自宅練習が嫌いだった娘がどのようにして練習の習慣がついていったのかを、親である私の実体験を基にご紹介していきます。
・お子さんがピアノ(エレクトーン)の練習をしないことに悩んでいる方
・お子さんがピアノ教室に通い始めた方
・自宅練習をさせるための方法を知りたい方
親の仕事は毎日声をかけるだけ?
家での練習においてよく言われること。
「親は子どもをピアノの前に座らせることが仕事です。弾き方を教えるのは先生の仕事です」
「毎日5分でも良いので、ピアノの練習ができるよう声かけしてください」
娘が幼児科に通っている頃、ヤマハ音楽教室のクラス懇談会で先生も似たようなことを言っていました。
私自身、そこから家での練習の習慣をつけさせようとスイッチが入ったんですが・・・
言うほど簡単じゃなかった・・・
そもそも、ただ言っただけではピアノに向かいませんけど!
もちろん練習が好き(嫌いではない)子どもなら、こんな次元の低い悩みは持たないのでしょうが。
残念ながら、うちはそんな低いレベルで幼児科1年目を過ごしていたのです。
毎日練習する習慣づけが始まったのは、ちょうど、ぷらいまりー①「かえるのうた」あたりから。
当時は家にはピアノはなかったので、エレクトーン(ヤマハ ELB-02)で練習していました。
まずやったことは、素直に「エレクトーンやろう」と声かけをして、エレクトーンの電源を入れることでした。
最初は1回1曲ぽろっと弾いて終わり。
1回って・・・これじゃあ5分練習するなんて程遠いわ!なんて思いましたが、まずはエレクトーンに向かったことを褒めていました。
まずはこれをしばらく続けていました。
レッスンでも数曲少しずつやるので、一日2曲くらいを1回弾くだけとか、歌うだけとか、かなりゆるゆるな目標でやっていたのです。
ところが、2週間もすると、声かけしてもやらなくなってきました。
エレクトーンの電源を押して、椅子に座らせても弾かない弾かない・・・
押してダメなら弾いてみる
声かけをしても弾かない。
次の手を考えてみて、思いついたのは『押してダメなら引いてみる(弾いてみる)』ということでした。
娘の好きなアニメの曲などを私が弾く練習をして、「ママも練習頑張るからニコも頑張ろう!」と促してみることに。
ヤマハの『弾き放題!』というスマホアプリを入れて、エレクトーンで使えるレジストもダウンロードをして、『夢をかなえてドラえもん』の練習を始めた私。
エレクトーンは色んな音も出るし楽しいよ〜みたいなアピールもしてみました。
実際のところ、私も子どもの頃は練習が好きではありませんでした。
それでも好きなアニメの曲、当時はセーラームーンとか大好きで『ムーンライト伝説』とかよく弾いていました。
好きな曲なら練習も楽しかったんですよね。
ところが!
次はプリキュア弾いて〜!
と、聴く側にまわってしまった娘。
私の思惑が完全に外れてしまった瞬間でした。
「エレクトーン楽しいよ〜」と思わせることができず、また次の手を考えました。
子どもを先生にする
次にやったことは、娘がレッスンで習っている曲を私が練習することでした。
しかも・・・
あれ、ここはこうだったっけ・・・あれれ?
こんなふうに、わざとちょっと間違えたり「どうやるんだっけ?」みたいなことをブツブツ言いながら弾いてみたんです。
するとこれが効果的面でした!
ちょっと! あたしに貸して!!
私とエレクトーンの間に横から割って入ってきて、レッスンで習っている曲を弾き始めたのです。
結果、その時10分くらいの練習時間になり、しかも二人でワイワイ楽しく弾くことができて『楽しい練習時間』を作ることができたのです。
これだーーーーーー!
その時の娘の様子を見て、そう思いました。
ここから、毎日少しずつ練習するという習慣が始まりました。
ここまでくるまで、3週間から1ヶ月くらいかかっていましたが、このやり方はエレクトーンの練習だけでなく、勉強などにも役立っている方法です。
例えば、保育園ごっこ、幼稚園ごっこなどが好きで、先生役をやりたがるようなお子さんには、特に効果的かもしれません。
子どものモチベーションを上げるアイテムを探してみよう
少しずつでも自宅練習をするようになったら、やっておきたいのが『努力を見える化』するということ。
うちでは最初、家の壁にかけてあるカレンダーにスタンプを押させていました。
シールを貼るのでも良いと思います。
少し失敗したのが、月が変わると、破って捨てることになるということでした。
せっかく一ヶ月頑張った証を後にも残して見返せるようにしたいと思い、マンスリー手帳を用意しました。
手帳にして良かった点は、過去の練習の頑張りを見返せること、また曲によって練習の進捗なども把握できる点です。
詳しくは、こちらの記事で画像付きでご紹介しています。
併せてご覧ください。
↓
一点、デメリットをあげるとするならば、開かないと見られないということ。
カレンダーであれば、家の中を動いていれば自然と目に入ってくるので、そういう点ではカレンダーの方が良いと思います。
今度試そうと思っているのが、リングタイプのカレンダー。
過去も残せて、壁にかけていられるので視界にも入りやすいですね。
特に過去の練習は見られなくても良い方は、どんなカレンダーでも大丈夫!
娘の場合は見返すのが好きで、
この月はスゴいね! この曲毎日やってたよ〜
など振り返ったりすることも多いので、残せるようにしています。
このように、子どもが分かりやすいよう努力を見えるようにしておくというのが最大のポイントです。
まとめ
いかがでしたか?
お子さんの性格によって、声かけなども変わってくるとは思いますし、この手でずっといけるというわけでもありません。
色んなことを試しながら、この時期は何が一番効果的なのかを見極めるのが一番。
ただ私自身やってしまいがちなんですが、練習中に怒るというのは逆効果のように思います。
ピアノ、エレクトーン、音楽が嫌いになってしまったら、たぶんもう続かないです。
私もそこは肝に銘じて娘に接するようにはしています。
『音楽は音を楽しむと書く』
練習も楽しまなければ、ですね!!