ヤマハ音楽教室<幼児科> 親がやるべきこと3選

5月開講のヤマハ音楽教室、幼児科に通うことになった方。
新しい教材やヤマハ生にはお馴染みの水色のレッスンバッグなど購入も済まされたことと思います。

子どもにはいずれピアノを習わせたい・・・
続くかどうかも含めてまずは幼児科に通って様子を見たい・・・
いろいろな思いでヤマハに入会されていることでしょう。

そんな幼児科で親がやっておいた方が良いことは何か?

私自身の経験を元に3つのことをお伝えしていきます。

こんな方にオススメ
  • ヤマハ音楽教室の幼児科に通っているけど、親として何をしたら良いか分からない方。
  • そもそも楽器っていつから用意するべきか迷っている方。
  • ヤマハ音楽教室って子供の習い事として興味がある方。

教材は3つ

幼児科に入ると、子どもたちが使う教材は大きく3つあります。

  • テキスト(ぷらいまりー①、ホームワーク)
  • CD・DVD
  • マグネット

テキスト 「ぷらいまりー①」「ホームワーク」

レッスンで使うこのテキストたちは弾く練習の時だけでなく、ぜひ家でお子さんと一緒に見てほしい!
実は私個人的にはホームワークがオススメだったりします。

Piyokko
Piyokko

まさかのテキストではなく、ホームワークね!

なぜかというと、ホームワークの最後の方に親向けのコンテンツがあって、幼児科についての特徴とかレパートリーの流れについて書かれているんです。
私は娘が幼児科に進もうとしている当時、「幼児科で〇〇するべき!」「親としてこんなことをやった方が良い」とか、全然調べようとかすることもなく、ただ呑気に「ヤマハって楽しいな〜」なんて思いながら通っていました。

それでも悪いということはないですが、ただもう少しヤマハメソッドなどを知っていたら、家での声かけも違ったのかもしれないなと思うことがあります。

そして、ホームワークには鑑賞というページがあります。

ぷらいまりーのCD・DVDには毎回必ず2曲有名なクラシック曲が収録されています。
その曲、作曲家について書かれています。
こちらも親向けですが、お子さんとDVDを観ながら読んであげると、さらに楽しめますよ。

CD・DVD

テキストに沿った内容になっています。
こちらは、お子さんにたくさん聴かせて下さい。

Piyokko
Piyokko

何を隠そう、うちは最初これは最初の頃しかやっていなかった・・・

先生からは「たくさんCDを聴かせて下さいね」「DVD観てみて下さい」なんて言われていたけれど、実際に観たのは数回・・・娘は歌の部分はよく観ていたけれど、他は大して興味を示さず・・・。

幼児科1年目がスタートして2ヶ月はそんな状態でした。
ある日、隣県の大きな公園に遊びに行く時、長時間のドライブに飽きるだろうと、ぷらいまりーのDVDを車の中で見せたんです。
すると他に何もすることがなかった娘は食い入るようにDVDを見始め、道中何度もリピート。
鑑賞として入っているクラシック曲がアニメで映像と共に流れるんですが、それも観ながら大笑いするという・・・。
親としてはなぜ笑えるのかがかなり謎でしたが・・・

ニコ
ニコ

ヤマハのDVDおもしろ過ぎる!!!

Piyokko
Piyokko

・・・・・うーん。ま、結果オーライかな。

これは観てもらうとわかるんですが、DVDの中で、指の動きと音楽・リズムに合わせて鍵盤のどこを押すのかが観るだけでわかるようになっています。
興味を持ち出した娘は、その意味がわかると勝手に家で練習したりしたこともありました。

特にDVDは音楽・楽器に興味を持つ第一歩となるツールです。

マグネット

鍵盤と五線譜のマグネット。
音符として使う丸い黒のマグネットも付いています。

これはレッスンで使ったり使わなかったり・・・楽器店や先生によっても違います。
先生によっては2年間ほとんど使わない、ということもあるらしいですよ!

娘の先生は毎回ではありませんでしたが、かなりの頻度で使っていました。

そのおかげかはわかりませんが、幼児科2年目には簡単な楽譜は読めるようになっていました。
よく「ヤマハ生は読譜が苦手」とか「楽譜が読めない」とか言われますが、全然そんなことはありません。

レッスン中にも弾いた曲をドレミで読んだりする時間もありますが、さらに家で五線譜マグネットで遊んでいたことで早く覚えられました。
DVDの中にも入っていますが「これはなんの音?」と五線譜に音符マグネットを置いて音を読む、というのをクイズのようにして遊ぶと楽しく覚えられますよ!

ポイントは「楽しい」こと!

以上読んでいただいた方はお気付きかと思いますが、幼児科の頃は子どもが楽しいと思えることが大切です。
レッスンでは、プロである先生が、子どもたちに楽しさを教えてくれますが、それが家でも楽しめることがポイントです。
楽器の習い事というのは家での練習が必須だからです。
特にレッスンに同行するお母さん、お父さんが楽しまなくては子どもにも伝わりませんよね。
ぜひ親子で遊ぶつもりで、ヤマハの教材を家でも使ってみて下さい!

やるべきこと② 楽器を準備する

これはできれば幼児科に入ったタイミングで早めに準備して下さい。

楽器は何でもOK!

幼児科の頃は、家で使う楽器はピアノ、エレクトーンでなくても大丈夫です!
例えばキーボードとか電子ピアノでも、幼児科のうちは問題なくいけますので、手頃なものから検討してみて下さい。
ただ、後々のことを考えて「幼児科の後はピアノを習わせたい!」という方は、逆に早いうちにピアノかエレクトーンを準備した方が経済的にも良いかと思います。
長く本物で練習できますからね。

このあとでも説明しますが、家に全く楽器が無いという状況は絶対にダメですよ。
いくら幼児科の最初は簡単とはいえ、半年も経てば、右手で4小節程度の曲が始まりますし、ぷらいまりー①の終わりの頃には8小節ほどの曲を両手で弾きます。


家で練習しないと “レッスンで弾けない” → “弾けないからつまらない” → ”ヤマハに行きたくない”  
と、お子さんにとっては負のループです。

そうならないよう、早めに準備をして環境を整えて下さい。

我が家の失敗談・・・

我が家の場合、幼児科に入るタイミングでエレクトーンを購入しましたが、私が娘にエレクトーンをやって欲しいという思いもあって、早めに購入しました。

しかし、エレクトーンかピアノかの選択はうちはギリギリまで待った方が良かった。

先ほどの話とは逆になりますが、これはご家庭にもよると思いますので、参考程度に読んでくださいね。


我が家では、私が子供の頃、エレクトーンを習っていたこともあり、

Piyokko
Piyokko

ニコにもエレクトーンを習わせたい!

娘が幼児科に上がる頃はこう思っていました。
そのため、幼児科に上がる時に購入したのはヤマハのSTAGEA ELB-02
よくレッスンで使われている白いエレクトーンです。

ところが、いざ進路を決める頃になると、娘は「先生のグランドピアノの音が好き」と言い始めました。
私がエレクトーンを専攻させたいのを知っていた先生も一緒に「エレクトーンでもピアノの音が出るよ」と説得してくれましたが、

ニコ
ニコ

エレクトーンとピアノの音は違うから嫌だ!

絶対にピアノの音が綺麗で良いんだよ

親の思惑とは裏腹に、習う本人に絶対にピアノと主張されたらさすがにこちらが折れるしかなく、ピアノ専攻となりました。
今、我が家にはエレクトーンとアップライトピアノがあり、ちょっとした音楽室状態・・・。
部屋が広ければ問題ないですが、せまい我が家にはなかなかの迫力です。

とは言え、ピアノ専攻でもエレクトーンがあると良いこともあり、これについてはまた別記事で書こうと思います。

我が家のように、お子さんによっては悩むパターンもあるかもしれません。
幼児科の頃は、グループレッスンだけを受けるだけでしたらキーボードでも事足ります
全然楽器を持っていないし、いつまで続くかわからないし・・・というご家庭は、まずはキーボードから準備してみてはいかがでしょうか?

やるべきこと③ 1日1回5分鍵盤に触らせる

「家で練習しない」
幼児科に限らず、楽器を習っている子どもの親御さんの最大の悩みだと思います。

正直なことを言えば、幼児科では「ドドド」「ドレド」とか簡単なところからスタートするので、家で練習しなくてもレッスンでだけで弾けてしまいます。

ですが、いずれ誰にでも訪れるのが『レッスンでだけでは弾けない時がくるということ。
早かれ遅かれ絶対に誰にでもやってきます。

Piyokko
Piyokko

当時、私も曲の難易度が上がってから家で練習始めれば良いかな、なんて簡単に考えていました!

そんな中、幼児科1年の夏に保護者懇談会があり、レッスンを少し早く終わらせて保護者と先生とで家での練習状況などを確認する時間が設けられました。

ほとんどの家庭で「練習はしたりしなかったり・・・」の中、あるお友達は「幼稚園から帰ったら練習する習慣になっていて、親が何も言わなくても一人で練習しますという方が!!
すごいな・・・と思いました。
うちはやったりやらなかったり・・・。
習慣にするなんてことは全く出来ていませんでした。

先生も「内容が簡単な今のうちに、毎日5分でも良いです、練習するという習慣づけをして下さい。それを続けていくことで『練習しないと気持ち悪い』という感覚になってきます。」と仰っていました。
その言葉がスッと入ってきて、そこから私の意識が変わりました。

親の仕事は『弾き方を教えること』ではありません。
『練習させる環境を作る』ことだということを頭に入れておいて下さい。

ですが、これがなかなか大変・・・。
私も何度挫折しかけたか、いえ、今も現在進行形でピアノに向かわせる為の試行錯誤は続いています
さすがに小学2年生になった今では、「練習やるよ〜!」と言えば動くようにはなりましたし、私が仕事でいない日は、出された課題はこなすようにはなってきました。
おそらく練習の大切さを少しは実感してくれているのだとは思います。
『弾かない時間が開くほど指が動かなくなる』
なんとなくでも分かり始めているような気がします。
(やらない日もありますよ!!・・・それほど他の生徒さんより真面目でもないという現実ね・・・)

うちはこの練習の習慣づけについては、幼児科に入ってすぐにやっておけば良かったと一番後悔していることです。
最初から習慣づけていたお友達は今も親が促さなくても練習は当たり前になっているらしく、そんな話を聞くと「あの時にやっておけば・・・」と思わずにいられないのでした。

ぜひこれからスタートするみなさんには、早い時期からの『練習の習慣づけ』を始めて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これから少しずつ鍵盤を使うレッスンになる幼児科。
またヤマハ音楽教室を初めての習い事に選ばれる方も多いと思いますが、まずは親であるお母さん、お父さんがレッスンを楽しむということが一番大切です。

レッスンで楽しむために、家でも楽しいとお子さんに思ってもらうことが一番!
そのため、家での環境作りに力を入れて頂きたいなと思います。

私も練習の癖づけ、楽器選びなど失敗談と言えることもいくつかありましたが、基本的に「楽しむ」ことを続けていることで、娘は音楽大好きな子どもに成長しています。

それでも学校から帰って、疲れて練習しない日もあったり、練習内容どうなの?と思えることもあり、親子バトルもしばしば・・・。

幼児科で培った力、特に耳の力はとても大きいものです。
耳の力は幼児科時代が一番伸びますので、ぜひ親御さんも積極的に関わってあげて下さいね。