こんにちは、Piyokkoです。
前回の続き、小学2年生の娘が、ヤマハ音楽教室ジュニア専門コース(略してJ専)1年目を修了し、親として思ったことをお伝えします。
一個人の意見としてご覧ください。
過去記事はこちら
↓
・ヤマハ音楽教室幼児科に通われいてる方
・幼児科以降の進路に悩まれている方
・ジュニア専門コースについて知りたい方
・ヤマハ音楽教室に通っているとどんなことが出来るようになるのか知りたい方
耳が良くなるって本当か?
これは本当だと思います。
幼児科に続き、『きく → うたう → ひく → よむ → つくる』の流れで進みます。
聴いて歌うを繰り返すことで、耳が育っていっているのを実感。
※個人差はあります。
娘、ニコの場合。
単音、和音やカデンツ(レッスンで習った和音)の音当てゲームをよくやりますが、正解率は単音、和音は100%、
カデンツの正解率は95%ほど。
カデンツとは、左手でベースの音、右手で和音を弾くこと。
例えば、ハ長調のI度は左手で『ド』、右手で『ドミソ』と弾きます。
ヤマハ音楽教室では、J専1年目修了時にグレード試験9級を受けますが、その試験でも『ハーモニー聴奏』という項目があります。先生が弾くカデンツの音(5種類)を聴きとり、弾くというものです。
娘の場合、そのカデンツのベース(左手)の音が基準の音から上がるのか下がるのか、聴きとるのが難しかったようです。
和音は聴き取れているので、音は間違ってはいないんですけどね・・・。
9級の試験対策を家で練習している時、そこが一番不安で、重点的に練習しました。
でもやはり練習していると、耳も慣れるようで、試験の3日くらい前には、正解率100%になりました。
よく耳が育つのは、年中から小学1年生くらいまでと言われますが、本当だったなと実感しています。
耳を育てるポイントは、
ずばり! 家で練習すること!!!
またそれか・・・
でもそれしかないと思うし、うちはそれが一番の要因だと自信を持って言えます。
娘のニコはクイズ大好きな子なので『ザ・音当てクイズ!』と称して、幼児科の頃からやっていました。
時には娘が先生役になって私に問題を出し、私は惨敗という・・・。
でもそれがまた良かったみたいで、
本気のママにも勝てるのはこれだ!
と優越感もあったようです。
子どもの出来たこと、優れている部分を上手に褒めるとその力は伸びていくものですね。
できるようになったこと・やるようになったこと
初見演奏
楽譜を読む力、読むスピードがかなり上がりました。
グレード試験でも初見演奏の項目があり、約30秒の時間内に楽譜を見て演奏するというテストをします。
娘のニコはそれほど苦労しませんでした(もちろん練習はしましたが)
今後、楽譜が難しくなってくるとまたそれなりに壁にぶつかりそうな気もしますが、今1年目修了時のレベルではできるようになった、と言って良いと思います。
伴奏づけ
レッスンではテキストにメロディのみ書いてあって、伴奏部分が書いていない箇所があります。
「どんな和音が合うと思う? さぁ弾いてみるよ〜!」みたいな流れで、いきなり子どもたちはカデンツを弾いて、合うかどうかを学んでいきます。
リズムも拍子に合わせ、色々な弾き方を勉強しますよ
また、伴奏づけとはちょっと違うかもしれませんが、娘がよくやっていたのは、小学校の音楽の授業で歌った歌に和音をつけるというもの。
例えば、校歌を耳コピして、右手でメロディ、左手で合う和音で弾くというのをよくやっていたので、習った範囲内では、「このメロディならこの和音が合う」というのは、分かるようになっているのだと思います。
こちらもグレード試験で、先生が弾いたメロディに習った和音を使って伴奏をつけるというテストがありますよ。
作曲、変奏
これは少しずつ勉強している段階なので、1年目にして曲の構成など全てを理解して作れるようになっているわけではありませんのであしからず。
正直言って、娘の場合、変奏の宿題は好きですが、曲を作る宿題はあまり好きではありません。
なので私と一緒にやるのが定番になってしまっています。
グループのお友達の中には、すぐ思いついて一人でできてしまう子もいるようです。
その子はまずは鼻歌を歌いながらメロディを考えて、ピアノで音を探していくというやり方で進めているようで、話を聞くたびに感心します。
娘にもいずれ作ることが楽しいと思えるようになってもらいたいものですが、気構えて「作ろう」なんて思わせない方が上手くいくのかもしれませんね。
演奏力・表現力が上がった
やはり個人レッスンがほぼ毎週入りますので、それなりに演奏力は上がります。
指の形、体の使い方などまだまだですが、それでも一年前と比べたら格段に上手になりました。
細かい楽譜にも抵抗がなくなってきたのも嬉しいところ
わからない言葉を自分で調べるようになった
楽語を自ら学ぶようになりました。
愛読書は楽語辞典という時期もあったくらい、小学校に持って行って読むくらい好きでハマった楽語辞典。
ジュニアのテキストに載っている曲は全て同じページに楽語の意味なども載っていますが、テキスト外の曲をやる時は自分で調べなければなりません。
私がネットで調べてしまえば早いのですが、それでは本人のためにならないので、小学生にも分かりやすい辞典を購入しました。
『cresc.』『rit.』『poco.』などの簡単な単語は、調べなくても読めるようになりました。
小学生が一人で読んで理解できる楽語辞典はコチラ。
4年間使い倒しているのでボロボロ・・・
一年通ってみて反省点は・・・
スケジュール管理
まずはスケジュール管理が甘かったこと。
発表会やコンクールなどのゴールに向けて、いつまでに両手で弾けるようにして、いつまでに暗譜して、いつから弾き込むのか・・・このスケジュールの立て方が上手くできなかったという、私自身の反省点でもあります。
2年目は娘自身にも、いつまでにどこまで進めるのかを意識させながら、練習目標を立てられるようにするつもりです。
他人と比べない
これは出来ない子、出来る子どちらの立場でもやってはいけないと思います。
音楽に限らず、子育てにおいてもやらない方が良いこととよく言われていますよね。
でもついやってしまいがちな他人との比較。
娘の場合、作曲など作るのは苦手で、私はつい他のお友達と比べてしまいました。
「お友達はもうここまで出来ているんだから頑張って作らなきゃ」とかよく言っていた覚えがあります。
でも娘にとってはそれが嫌で、作曲は好きではないのかもしれない・・・
そんな思いもあり、2年目はなるべく前向きに取り組めるような声かけをしていきました。
また、その逆も然り。
娘はグループの中では、練習をそれなりにやってからレッスンへ向かうタイプなので、弾き込んでいる方。
そのおかげか、J専1年目は割と余裕をもって参加できていました。
ですが、中には練習が捗っていないんだろうなぁというお友達もいます。
宿題をやって来なかったり、一人で発表する時も恐ろしいほど弾けていなかったりと、自分の子ではないけれどハラハラします。
そんな折、帰りの車の中で娘が「今日〇〇ちゃんが下手だった」と言ったんです。
話を聞くと、先週習ったことが全然できていなかったようでした。
確かに、一人弾けない子がいると、レッスンが止まってしまうのは事実ですが、お友達ができるようになるのを待つというのも勉強。
弾けない子は今週はたまたま忙しくて疲れちゃって練習できなかったのかもしれないから、そういう事も想像してみよう、と伝えました。
実際にそのお友達は、他にも習い事を抱え、結構ハードスケジュールの中で頑張っている子です。
色んな習い事をしていると、どれを優先させたいのか、他人がとやかく言うことではないですからね。
下手・苦手であっても上手であっても、他人とは比較しない。
これは、私も娘自身にも肝に命じたいところです。
費用対効果は?
ずばり、月に2万円を越える月謝。
金額に見合った内容が学べているのか?
我が家の場合は『見合っている』と言えます。
ただピアノを上手に弾かせたいのであれば、ヤマハ音楽教室でなくて良いと思っています。
個人教室の方が安いですからね。
でもヤマハ音楽教室は、『音楽全般』を学ぶのにはとても良い環境だと感じます。
J専が始まった当初から、1年生になりたての子どもにこんな難しいことが理解できるのかな、と不安になるくらいでした。
何しろ私が今まで生きていた中で、知らない言葉が初回のレッスンでバンバン使われていたから。
(母のレベルが低過ぎる問題はありますが・・・)
でもそれを子どもに理解できるよう、分かりやすく教えてくださる先生がいる環境。
なんならレッスン内容を聞いている私自身、音楽の知識が身についてくるというオマケまでついてくるんです。
私自身、子どもの頃に個人教室でエレクトーンをかじる程度に習っていました。
嫌々通っていて、大して練習しませんでしたが、超簡単な曲を弾くくらいならできます。
でも和音の進行だとか、曲の形式だとか、そんなことを習った記憶は皆無。
そんな親なので、娘とほぼ同レベルで、先生の話を聞きながら「なるほどね〜」なんてこともしばしば。
そう考えると、この金額は妥当だな、という結論です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ヤマハ音楽教室J専1年目を修了した今の時点では、J専を選んで良かったという結論です。
今回はメリットの部分をお伝えしましたが、デメリット、選ばなければこうなっていたかな・・・なんて思う記事も書いていきたいと思います。
ヤマハの進路に悩まれている方など、少しでも参考になれば幸いです。